相互作用説(読み)そうごさようせつ

世界大百科事典(旧版)内の相互作用説の言及

【心身問題】より

…精神的ストレスが胃潰瘍を起こしたり,野球選手が気力でホームランを打ったりすることなどはしばしば見られるところである。そこで〈心↔身〉の一方向きあるいは両向きの相互作用説interactionismが提出される。しかしその作用がどんな仕掛けで起こるのかを納得のゆく形で答えた人はない。…

【精神発達】より

…二要因説にもとづく研究では遺伝,環境の両要因が精神発達にそれぞれ何%ずつ寄与するかということを問題にするものが多かった。しかし今日では,精神発達はこれら二要因の加算的寄与によって進むのではないとの見方が有力となり,両要因の寄与を前提として認めたうえで,それらがどのように相互作用しながら精神発達を規定していくのかを解明すべきだ,とする相互作用説が広く採用されている。
[精神発達の過程]
 精神発達はその一面をみれば量的変化の過程である。…

※「相互作用説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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