世界大百科事典(旧版)内の相互拡散の言及
【拡散】より
…酸素ボンベの栓を開くと,たとえボンベの圧力が外の空気の圧力と同じであっても,やがて中の酸素が外の空気と混ざり合って,ボンベの中も外も窒素対酸素の濃度比がいたるところ一様になってしまう。これも拡散であるが,このように異なる物質(この場合は酸素と窒素)どうしが互いになるべく同じ濃度比になるように混ざり合っていく現象を相互拡散という。一方,圧力の異なる二つの酸素ボンベ(一方は真空でもよい)を結びつけると,両者の密度が同じになるように,圧力の高いほうから低いほうへ酸素ガスが流れ込んでくる。…
※「相互拡散」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」