最新 地学事典 「相互拡散」の解説
そうごかくさん
相互拡散
interdiffusion
2種の元素が異なった割合で混合している物質同士を接触させたときに,熱平衡に向かってそれぞれの元素が接触面(界面)を通じて相手の物質中に拡散していくタイプの拡散。この場合,拡散していく元素を規定する因子は,最初の界面からの距離と拡散時間によって変化する。拡散の過程は一つの拡散係数Dで記述できる。Dはそれぞれの元素の自己拡散係数D1とD2を用いて,近似的にD=N1D2+N2D1と表すことができる。ここにN1, N2は拡散している場でのそれぞれの元素のモル分率。鉱物中の元素の拡散の多くは相互拡散である。
執筆者:藤野 清志
参照項目:自己拡散
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

