世界大百科事典(旧版)内の省エネルギー投資の言及
【省エネルギー】より
…企業レベルでは,単なるエネルギーの節約というよりも,生産過程のくふうによって,財1単位の生産に必要なエネルギーの量(消費原単位)を減らす,といった意味に使われることが多い。その場合は設備投資を伴い,これを省エネルギー投資と呼ぶ。しかし,もっと一般的に,国全体のエネルギー消費量を節約するという意味にも使われ,この場合には,(1)エネルギー多消費型産業からエネルギー寡消費型産業へのウェイトの移行(省エネルギー型産業構造への転換),(2)新技術,新システムの開発によるエネルギー消費原単位の低下(生産過程における省エネルギー型システム,エネルギー回収システムの開発や,省電力タイプ民生用電気機器の開発など),(3)工場,事務所,家庭におけるエネルギーの節約,などがその具体的内容である。…
※「省エネルギー投資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」