省切下文(読み)しょうぎりくだしぶみ

世界大百科事典(旧版)内の省切下文の言及

【下文】より

…はじめは前右大将家政所下文と称し,92年征夷大将軍に任ぜられると将軍家政所下文となり,のち将軍を辞すと前右大将家政所下文に戻るが,いずれにしても鎌倉殿の下文として,地頭の補任,知行恩給,安堵等に関する幕府の重要文書の先蹤となった。なお,10,11世紀ころから,太政官が各官司に調庸等を班給する文書として,官切下文(弁官局が各官司ごとにその品目数量を書き上げ,これに上卿の宣旨書を受けた文書)が,また大蔵省が諸国に租税・貢物を催促する文書として,省切下文があったといわれるが,これはのちに切符といわれる短冊型(縦25cm,横10cmぐらい)の小紙片に書かれた文書と考えられる。切符は,12世紀以降,段銭の配符,銭貨の下行切符等に用いられるが,段銭の場合,はじめ留守所下文の形をとった。…

※「省切下文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む