真室(読み)しんしつ

世界大百科事典(旧版)内の真室の言及

【方丈】より

…下間の奥は祖師在生中は侍者の間で,没後は後継住持の居室となって侍真寮(じしんりよう)などと呼ばれる。室中の奥は眠蔵(みんぞう)で,塗籠(ぬりごめ)や納戸の役割であったが,祖師没後は肖像を祀る真室(しんしつ)とされる。後世には室中に向かって開かれ,位牌などを祀る仏壇を設けた内陣的な室に転じる。…

※「真室」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」