真珠腫(読み)しんじゅしゅ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真珠腫」の意味・わかりやすい解説

真珠腫
しんじゅしゅ

類上皮腫・類皮腫」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の真珠腫の言及

【中耳炎】より

…難聴と耳からの排膿(耳漏,みみだれ)がみられるが,痛みはほとんどない。鼓膜の穿孔だけの場合は慢性化膿性中耳炎,穿孔部から外耳の皮膚が中耳に入りこむと慢性真珠腫性中耳炎とよぶ。中耳に入りこんだ皮膚(これを真珠腫とよぶ)は,周囲の骨をしだいにこわす性質があり,髄膜炎や顔面神経麻痺などの合併症をおこすことがあり,化膿性中耳炎より危険が多い。…

【耳】より

…軽度の難聴のほかにとくに症状のないものに滲出(しんしゆつ)性中耳炎がある。また,中耳炎の一種に真珠腫があるが,これは上鼓室,あるいは緊張部の辺縁穿孔より外耳道上皮が中耳に侵入し内部に蓄積し,周囲の骨組織に圧迫壊死(えし),融解を起こすため骨欠損を生ずるもので,内耳炎,顔面神経麻痺,脳腫瘍などの合併症を起こす。 難聴は外耳,中耳,内耳のどこに原因があっても生ずるが,外耳,中耳など伝音器の障害によるものを伝音難聴,内耳および中枢の障害によるものを感音難聴という。…

※「真珠腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」