眺望詩(読み)ちょうぼうし

世界大百科事典(旧版)内の眺望詩の言及

【デナム】より

…詩人としての名声は,長詩《クーパーの丘》(1642発表,1655刊)によって決定的となる。これはロンドンからテムズ川をややさかのぼったところにある彼の所領の高みから,近くのウィンザー城を眺め,テムズ川を見はるかし,イギリスの歴史に思いをはせたりする内容で,のちに〈眺望詩〉と呼ばれる小ジャンルを確立した。措辞の巧まざる流麗,表現の自然な優雅さは,次の王政復古期の英詩の模範となりえたものである。…

※「眺望詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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