世界大百科事典(旧版)内の知育偏重の言及
【教化】より
…教育勅語体制下の学校教育,とくに修身教育はこの役割を負わされていた。教化思想が優勢になるとき,知的認識を育てる教育は,たとえそれが十分に行われていなくても,〈知育偏重〉と称してさらにこれを軽視しようとする動きが強くなる。1879年の教学聖旨にはこの考えがはっきりあらわれており,また1930年代後半,戦争を準備し遂行しようとする勢力が,この〈知育偏重〉の語をそのまま使って皇国民錬成を強化した。…
※「知育偏重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」