世界大百科事典(旧版)内の知覚環境の言及
【環境】より
…今西錦司も〈生物の認識しうる環境のみが,その生物にとっての環境であり,それがまたその生物にとっての世界の内容でもある〉と指摘したが,これはユクスキュルの考え方と軌を一にしている。(2)行動・機能別の環境 主体別環境について,次に問題になるのは主体が知覚し認知している部分(認知環境,知覚環境)と,知覚の有無にかかわらず実際に作用している環境(実質環境)との区別である。主体は,環境を知覚し,判断し,ある欲望に促されて行動を起こすが,その行動に対応する環境は行動環境behavioral environmentと呼ばれる。…
※「知覚環境」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」