世界大百科事典(旧版)内の短杆菌の言及
【杆菌】より
…動物や植物の体内に住み着く細菌の大部分は,この杆菌である(たとえば根粒菌や腸内細菌など)。長さの短いものは短杆菌,長いものは長杆菌と呼ばれる。短杆菌は,インフルエンザ杆菌のように,長さが短いために球菌と区別しがたいものがある(インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされるが,インフルエンザ杆菌は二次的な合併症を引き起こす病原菌の一つである)。…
【細菌】より
…細菌のなかには,細胞分裂後に細菌どうしが離れずに,互いにくっつき合って配列するものがある。そのため,球菌では単球菌のほかに,双球菌,連鎖球菌,ブドウ球菌などの形状がみられ,杆菌では短杆菌や長杆菌のほかに,連鎖杆菌あるいはV字形やY字形などのように配列した形状のものなどがみられる。らせん菌は形がらせん状で,スピロヘータ類によく似ているがまったく異なるものである。…
※「短杆菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」