短草サバンナ(読み)たんそうさばんな

世界大百科事典(旧版)内の短草サバンナの言及

【サバンナ】より

…長草サバンナの地域では,各月の月平均気温が20℃をこえ,昼夜の温度差は大きく,年雨量が900~1500mmで,強雨型の雨季とほとんど降雨のない乾季との別が明瞭である。これよりも湿潤度が増加すれば,立木密度が増して長草と低木の多いサバンナ疎林,さらにサバンナ高木林が,反対に乾燥度が高まれば,草丈が低くなってステップに近い短草サバンナが形成されるが,総じて4~10ヵ月の強い乾季をもつことが特徴で,乾季には草は枯れ,木も大部分が落葉する。植生は強耐乾性種で占められ,たとえばアフリカではイネ科の草とマメ科とくにアカシア属の木,南米ではカヤツリグサ科の草とマメ科の木が中心となる。…

※「短草サバンナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android