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石川六樹園 いしかわろくじゅえん

世界大百科事典内の石川六樹園の言及

【読本】より

…その技法も構想,構成の面で新しく展開し,〈勧善懲悪〉の理念を小説原理としてかかげ,仏教的因果観を物語の構想に援用し,伝説的な英雄,豪傑,才士,佳人らに配するに超人的な怪人,魔怪をもってし,善悪黒白あい乱れ葛藤しつつ大団円を結ぶという,娯楽性ゆたかな伝奇長編小説としての性格が著しい。山東京伝,曲亭馬琴,石川六樹園(石川雅望)らの代表的作者たちは,いずれも高度な小説技法に熟達した専門家(戯作者)たちであった。後期読本では,その伝奇性に新趣向が競われた結果として,強悪,残忍,殺伐,怪奇な作風も少なくなかったが,一方ではファンタジックで伝奇的な独自な物語世界の中で,道義,人情,理想,自己犠牲,正義がつよく希求されており,江戸期民衆の英雄,救世主待望の心理にこたえる数々の傑作を生んだ。…

※「石川六樹園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

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