世界大百科事典(旧版)内の石旺里双陵の言及
【益山】より
…弥勒寺址の北西方およそ3km,蓮洞里には,光背を備えた石仏座像がある。また,弥勒寺址の直南3kmあまり離れたところに,石旺里双陵と呼ばれる大小2基の円墳があり,百済の武王とその後妃の陵とする伝承がある。これらの遺跡群は,主として百済後期の所産であり,京都市青蓮院所蔵の《観世音応験記》に,〈百済武広王遷都〉とみえることなどから,益山の地を,7世紀前半の武王の時期の別都とする見方が強くなっている。…
※「石旺里双陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」