世界大百科事典(旧版)内の石期の言及
【アメリカ・インディアン】より
… 上部洪積世における人類の渡来は波状的におこり,上部洪積世末期から沖積世にかけて各地で絶滅動物を対象にする採集狩猟民文化を発達させた。これが石期Lithic段階に相当する先史文化である。 沖積世にはいり氷河の後退,海面の上昇などとともに動植物相も現在のそれに近くなった。…
【アンデス文明】より
…アンデス地帯に人類が住みはじめるのはおよそ2万年前といわれる。それから前4000年までを石期という。およそ1万年前,アンデス地帯の住民は,後氷期の新しい環境への適応として,シカやラクダ科動物(ラマなど)の狩猟と野生植物の採集を生業の基盤にすえ,高原や山間の谷間に住みこんでいった。…
※「石期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」