石灰プラスター(読み)せっかいぷらすたー

世界大百科事典(旧版)内の石灰プラスターの言及

【漆喰】より

…大別して2種類の素材がある。一つは日本で古代以来用いられてきた石灰プラスターというべきもので,消石灰に苆(すさ)(きざんだ麻糸などの繊維質)と糊(フノリ,ツノマタなどの膠着剤)を加えて水練りした左官材料である。壁,天井に塗られ,瓦や煉瓦の目地などに用いられる。…

【プラスター】より

…硬度および強度が大きいのが特徴である。(2)石灰プラスター 消石灰Ca(OH)2にフノリ,ツノマタなどを添加し,繊維質を混合したもので,しっくい,大津壁などとして古来知られている。(3)ドロマイトプラスター ドロマイトMgCO3・CaCO3を煆焼したもので,水と練ると可塑性が大きくなり,添加剤を加えなくても施工性が良好である。…

※「石灰プラスター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む