世界大百科事典(旧版)内の石狩勇払低地帯の言及
【石狩平野】より
…石狩低地の南には札幌扇状地と野幌(のつポろ)台地があり,北には石狩台地があっていずれも平野の一部を構成している。石狩平野の南部と勇払平野とは火山噴出物からなる低い台地(千歳台地)で隔てられているが,石狩平野の主要部から勇払平野にいたる石狩勇払低地帯は,北海道本島の主部と南西部をつなぎ,この低地帯は下北半島の田名部低地,野辺地平野,北上盆地を経て阿武隈川盆地にいたる本州北部の低地帯に対応している。石狩勇払低地帯は第四紀の沈降地帯で,関東平野に次ぐ総沈降量を示し,一般には250m以内であるが,篠津,長沼付近などでは500~1000mの沈降が推定されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」