石障(読み)せきしょう

世界大百科事典(旧版)内の石障の言及

【石室】より

…入口の閉塞には板石や塊石を用い,再び開くことが可能となっている。棺は石棺,木棺,陶棺等を用いるが,九州などでは板石で室内を区切る石障(せきしよう),石屋形(いしやかた),屍床などと呼ばれる施設が発達し,その場合は棺を用いなかったらしい。また,玄室の前に小室を設け複室とする例もある。…

【装飾古墳】より

…壁画または浮彫,線刻などの装飾をもつ古墳の総称として用いる語。日本の古墳のうち,(1)浮彫または線刻で飾った石棺,(2)浮彫または線刻で飾った石障(せきしよう)をもつ横穴式石室,(3)壁面に彩色文様ないし壁画を描いた横穴式石室,(4)墓室の内壁または外壁に浮彫,線刻,彩色画などのある横穴,以上の4種をふくむ。しかし,日本以外の地域では,石棺に彫刻があっても装飾古墳ということはなく,墓室に壁画や浮彫があるものも,壁画墓,画像石墓などとはいうが,装飾古墳とはいわない。…

※「石障」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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