砂漠レス(読み)さばくれす

世界大百科事典(旧版)内の砂漠レスの言及

【乾燥地形】より

…レスは粒度の小さい物質が長距離運搬されて堆積したものである。氷河堆積起源と砂漠起源があり,後者は砂漠レスと呼ばれている。 乾燥地形が現在湿潤気候の所に残されていれば,気候の湿潤化を示す証拠となる。…

【レス】より

…ヨーロッパや北アメリカのレスは,かつての大陸氷河周辺地域に分布しており,氷河によって運ばれた岩屑(がんせつ)のうち細粒部分が融氷水によって洗い出されて堆積したものが,冬の乾燥期に河床が干上がり,その上を吹く強い偏西風によって吹きあげられて周辺地域に再堆積したもので,氷成レスと呼ばれる。これに対して中国の黄土は西方のゴビ砂漠地帯が供給源とみなされ,砂漠レスと呼ばれている。 レスの粒径組成は風で選別されたためよくそろっており,直径0.005~0.1mmの細砂やシルトが大部分を占め,供給源から遠く離れるほど平均粒径が小さくなり,円磨度は増大する。…

※「砂漠レス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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