世界大百科事典(旧版)内の硬化積層材の言及
【改良木材】より
…床仕上げ材,ゴルフクラブのヘッドなどに実用化もされている。薄い単板にフェノール樹脂を含浸させ,高い圧力をかけて加熱硬化させた硬化積層材はきわめて高い強度を示すが,今日では特殊な用途にしか用いられない。また,これと同じ原理であるが木材に合成樹脂(おもにフェノール樹脂)をあらかじめ浸透させておき,これを高い圧力で圧縮して細胞空隙(くうげき)を縮小し,繊維を緻密(ちみつ)にして強度を高めた圧縮木材compregなどもある。…
【積層材】より
…とくに構造用材料としての利用が考えられているが,現在では一般用LVLのJASしか制定されていない。 高温硬化型フェノール樹脂を単板内に浸透させ,100kgf/cm2以上の高圧で加熱圧締して積層接着したものを硬化積層材または強化木という。強度的性質が木材の1.5~3倍に向上し,寸度安定性も高まる。…
※「硬化積層材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」