《碣石調幽蘭》(読み)けっせきちょうゆうらん

世界大百科事典(旧版)内の《碣石調幽蘭》の言及

【楽譜】より

…これは《晋書》に出てくる戴逵(たいき)の撰んだものと考えられ,4世紀末ころのものと推測されるが,記譜の実際はわからない。現存する最古の琴譜は,6世紀後半の丘公伝《碣石調幽蘭(けつせきちようゆうらん)》を唐人が書写したといわれるもので,現存する唯一の写本は京都の神光院に国宝として保存されている。これは琴の左右手の弾法を文章で叙述したものである。…

【琴】より

…減字譜とは,各指や手法を表す漢字を減じた記号と徽と弦の順位を示す数字とを組み合わせて作った奏法譜である。隋・唐時代には数種の手法書,手勢譜が著されたが,現存する最古の琴譜である六朝末期の《碣石調幽蘭(けつせきちようゆうらん)》(《幽蘭琴譜》ともいう)は,文章形態で奏法を記している。減字譜の最古の例は,南宋の姜夔(きようき)(白石道人)(1155?‐1231)の《古怨》である。…

※「《碣石調幽蘭》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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