世界大百科事典(旧版)内の磁界こう配ドリフトの言及
【プラズマ】より
…一般に磁力線を横切る荷電粒子の運動はドリフト運動(移動)と呼ばれるが,上の例ではそれが磁界と直交する電界によって起こるため,とくに〈E×Bドリフト〉と呼ばれている。ドリフト運動の他の例として〈磁界こう配ドリフト〉がある。いま,磁界が空間的に不均一であり,図3のように右側にいくほど磁界が大きくなるとすると,荷電粒子の旋回軌道の曲率は左右で異なり,左側のほうが大きく,結果として正負電荷は互いに逆方向にドリフト運動を起こす。…
※「磁界こう配ドリフト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」