世界大百科事典(旧版)内の磨きてぐすの言及
【テグスサン(天蚕糸蚕)】より
…カイコや他の野蚕の絹糸腺からもてぐす糸は得られるが,テグスサンのものに比べ強伸度が劣る。てぐす糸は釣糸や漁糸あるいは楽器の弦,外科用縫合糸などに使われていたが,現在ではもっぱら釣糸に使われており,淡路島の由良で〈磨きてぐす〉が作られている。磨きてぐすは精製てぐすを穴のあいた金属板で磨き,太さと丸みを均一にし,ワセリンを吸収させて透明度と軟らかさをもたせたものである。…
※「磨きてぐす」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」