礫群(読み)れきぐん

最新 地学事典 「礫群」の解説

れきぐん
礫群

pebble cluster

数十個から数百個におよぶ中形~大形の礫が平面的・垂直的にまとまって出土する遺構。構成する礫の多くには熱を受けた痕跡があり,赤色化したものや熱破砕したもの,タール状の黒色付着物を有するものを含む。その他に,炭化物焼土を伴う場合がある。日本の旧石器時代遺跡にしばしば認められ,調理用の施設であった可能性が指摘されている。縄文時代の遺跡にも類似の遺構が存在するが,こちらは集石遺構と呼ばれる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 岩瀬

世界大百科事典(旧版)内の礫群の言及

【炉】より

… 日本でも,炉跡の確実な例は,先土器時代にさかのぼり,たとえば,静岡県の休場(やすみば)遺跡からは,細石器を伴って,河原石で囲った炉跡が2ヵ所発見され,そこから採集された木炭を資料とした炭素14法測定年代によると,約1万4000年前という年代が出ている。また,先土器時代の遺跡からは,焼けた礫が集まった礫群と呼ばれる遺構がしばしば発見されているが,これも炉として機能していたことも考えられている。縄文時代に入ると,竪穴住居が構築され定住化が進むが,縄文時代の早期段階は竪穴住居に炉をもたないことが多く,屋外に炉穴と呼ばれる炉が多数つくられている。…

※「礫群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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