世界大百科事典(旧版)内の社会内開放処遇の言及
【非行】より
…さらに退所時に職員との別離に伴い危機的な問題が生じるので,単に施設処遇の改善だけでは不十分であり,回復に応じて社会との接触を漸進的に体験させていくシステムの必要が教えられた。こうして施設に収容せずに初めから〈社会内開放処遇〉を行う試みが生みだされた。そこではカリフォルニア州の青少年局で行われたように,個別的ないし集団的心理療法に加えて家族療法,里親とグループ居住制,治療的家庭教師制などが試みられた。…
※「社会内開放処遇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」