世界大百科事典(旧版)内の社会回勅の言及
【回勅】より
…その教導権威は内容により異なり,不可謬的教理決定に回勅の形式がとられることはまれである。内容は宗教・道徳・社会問題などいろいろあるが,そのうちことに,社会・経済問題に関するものは〈社会回勅〉と呼ばれる。この回勅はカトリック社会思想の何たるかを知る直接資料として最も重要で,第2バチカン公会議以前の社会回勅の中では,レオ13世の〈レルム・ノウァルムRerum novarum〉(1891年5月15日,労働問題)とピウス11世の〈クアドラゲシモ・アンノQuadragesimo anno〉(1931年5月15日,社会経済秩序再建案)が世界的反響を呼んで有名。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」