社会学研究会(読み)しゃかいがくけんきゅうかい

世界大百科事典(旧版)内の社会学研究会の言及

【カイヨア】より

…ランスに生まれ,青年期をパリに送って文法学と宗教学を修得。一時ブルトンに誘われてシュルレアリスムに身を寄せたが,その非科学性にあきれ,〈超現実〉よりも〈聖現実〉を選ぶことを決意,ただちにG.バタイユ,レリスらと組んで社会学研究会Collège de sociologieを結成した(1938)。同年,カマキリを観察対象とした《神話と人間》でいよいよ〈聖〉の解明に乗り出したカイヨアは,その後も祭りの形態,動物の本能,夢の世界などを通して幻想の根拠をつきとめる努力をつづけ,ついに〈聖〉の中心に旋回してやまない〈遊〉の観念に着目,不朽の《遊びと人間》(1958)と《戦争論》(1963)を著した。…

【バタイユ】より

…一時シュルレアリスムにひかれたが,やがてその指導者A.ブルトンとはげしく衝突,1929年離反派を糾合して,《ドキュマン》誌を拠点に,独自の思想運動を推進した。37年にはM.レリス,P.クロソウスキー,R.カイヨアらと〈コレージュ・ド・ソシオロジー(社会学研究会)〉を組織。46年には,書評中心の総合誌《クリティック(批評)》を創刊,終生その編集長を務めた。…

※「社会学研究会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」