世界大百科事典(旧版)内の社会本質論の言及
【社会学】より
…しかも,こうした理論化の背後には,個人の自由や自発性を極大化するとともに,社会の福祉や平等をも極大化するためにはいかなる処方箋をつくればよいかというユートピア的心情がうずいていた。 普通,〈社会本質論〉と呼ばれている社会学の基本理念の確認のうえに立って,社会学はその考察の守備範囲を次のように決めた。まず,分析の基本単位は,個人が意味付与の主体であり,行為の主体であり,他者との関係のなかで生きていることから,〈社会的行為〉と概念化された。…
※「社会本質論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」