世界大百科事典(旧版)内の神代氏の言及
【富士[町]】より
…谷々の水を集めて中央を嘉瀬川(川上川)が南流する。県の北部山地一帯は山内(さんない)とよばれたが,戦国期には神代(くましろ)氏の勢力下にあり,竜造寺氏との抗争が繰り返された。城のあった畑瀬には神代勝利の墓がある。…
【三瀬[村]】より
…周囲を山々に囲まれて盆地状の地形をなし,その中を初瀬川,嘉瀬川,高瀬川の3河川が流れ,南西部,佐賀郡富士町にまたがる北山(ほくざん)貯水池に注ぐ。戦国期,肥前北部の山地一帯に勢力を扶植し,竜造寺氏と覇を競った神代(くましろ)氏の居城が宿(しゆく)にあり,城跡には神代勝利をまつった石祠がある。村域北端の三瀬峠(583m)を越える道は肥前と筑後を結ぶ重要なルートで,江戸時代には番所が置かれた。…
※「神代氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」