世界大百科事典(旧版)内の神岡鉱業所の言及
【鉱害】より
…この病気は神通川下流域の富山県婦中町を中心に1945年以降に多発し,63年以前は不詳であるが,イタイイタイ病による死者は200名以上にのぼるともみられている。当初は原因不明とされたが,1957年に上流の三井金属神岡鉱業所からの鉱毒によるものであることが指摘され,のちカドミウムの慢性中毒であることが明らかとなった。68年に被害者により補償要求の訴訟がなされ,71年6月の第一審判決,72年8月の第二審判決とも被害者の勝訴となった。…
※「神岡鉱業所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」