世界大百科事典(旧版)内の禅会の言及
【禅宗美術】より
…ここに水墨画が禅的精神によって受容され,禅僧とその外護(げご)者たちが求めた思想・精神に合致し,制作・鑑賞両面において盛行する。水墨画の主題には中国禅宗の第一祖である達磨以下の祖師像,それぞれ独自の手段で悟道に到達した寒山(かんざん)・拾得(じつとく),布袋(ほてい)和尚などの行動を描いた禅会(ぜんえ)図がある。 一方,禅寺においては中国宋元画そのものを鑑賞し,同時にその様式を意識的にとり入れた作品を制作するかたわら,牧谿(もつけい),玉澗らに連なる中国禅宗所縁の逸格的画風を尊重発展させた。…
※「禅会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」