私家本(読み)しかぼん

世界大百科事典(旧版)内の私家本の言及

【ケルムスコット・プレス】より

…1891年設立,モリスの死後2年を経た98年まで存続し,その間に53部65巻の書物を出版した。中世の手工業を理想とするモリスの芸術活動の一環をなすもので,中世の写本装飾やルネサンスの書物に多くを学んでおり,見開きの状態での紙面構成,黒インキを鮮明に写す手漉(てすき)紙の使用,モリス自身による二つの字体と644のイニシャル,およびオーナメントの考案等,近世の私家本製本の歴史に重要な貢献をした。活字にはローマ字体の変形〈ゴールデン・タイプ〉,ゴシック体の変形〈トロイ・タイプ〉およびそれを縮小した〈チョーサー・タイプ〉があり,その名称はおのおの《黄金伝説》《トロイ歴史集》《チョーサー著作集》のために作られたことに由来する。…

※「私家本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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