世界大百科事典(旧版)内の科学と世界問題に関する会議の言及
【パグウォッシュ会議】より
…以来,年1~2回の割合で世界各地で開かれてきているが,最初の開催地にちなんでパグウォッシュ会議と呼ばれている。正式には,〈科学と世界問題に関する会議Conference on Science and World Affairs〉という。 〈宣言〉は冷戦が極点に達しているときに水素爆弾が出現し,核戦争の危機が間近に迫っていることを憂慮した,B.ラッセル,A.アインシュタイン,湯川秀樹ら11名の科学者が,〈人類が直面する悲劇的な情勢〉を克服するため,国家やイデオロギーを超えて〈ヒトという種の一員として〉集まり,〈世界の諸政府に,彼らの目的が世界戦争によっては達成されないことを自覚し,このことを公然とみとめるよう勧告する〉決議を出すよう訴えたものである。…
※「科学と世界問題に関する会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」