租帳夾名帳(読み)そちょうきょうみょうちょう

世界大百科事典(旧版)内の租帳夾名帳の言及

【輸租帳】より

…風水害,干ばつなどの自然災害を受けた水田は被害程度により課役減免の対象となるため,戸別の被害状況も記録された。被災戸数が多いときはこの部分を中心に別の帳簿が作られ,租帳夾名(きようみよう)帳や租帳歴名と呼ばれた。現存する唯一の輸租帳とされる740年(天平12)の遠江国浜名郡輸租帳には租帳夾名帳や租帳歴名の記載がみえる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」