秦公伊呂具(読み)はたのきみいろぐ

世界大百科事典(旧版)内の秦公伊呂具の言及

【伏見稲荷大社】より

…もとは稲荷山上に下中上の三社があったが,のち山麓に神殿を造って移され,相殿の神とともに五座をまつることとなった。711年(和銅4)2月7日初午の日,秦中家忌寸(はたのなかつやのいみき)の遠祖秦公伊呂具(はたのきみいろぐ)が初めて社を創建したと伝える。《山城国風土記》逸文によると伊呂具は富裕で,ある時,餅を的として弓を射たところ,それが白鳥と化し飛び去って稲荷山の峰に止まり,そこに稲が生じた。…

※「秦公伊呂具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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