移動中央値法(読み)いどうちゅうおうちほう

世界大百科事典(旧版)内の移動中央値法の言及

【時系列分析】より

mtを抽出するにはフリーハンドで曲線を引くのも一つの手であるが,前後を含めた3個のデータの平均,すなわち t=(xt-1xtxt+1)/3で推定する3点移動平均法をはじめ,多点の重み付き平均をとる一般的な移動平均法が古くから考察され使用されている。移動平均法の一つの欠点は全体的な傾向から一つだけ著しくはずれた値があるとき,その影響が強く残存することで,そのような危険をさけるため移動中央値法(前後3点や5点の中央値をmtと推定する方法)を組み合わせて利用する方法も工夫されている。なめらかな動きからのずれytについては,とくにとび離れた値を検出してその理由を考えたり,ytのばらつきを見てなめらかな動きの曲線に幅をつけて解釈することなどに用いることが基礎となる。…

※「移動中央値法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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