世界大百科事典(旧版)内の種間競争の言及
【ガウゼの法則】より
…食物や生活空間などの生活に必須な要求が似かよった近縁な2種は同一場所で共存することがむずかしく,種間競争によって最終的には必ず一方が他方によってそこから排除されてしまう,という仮説。このような考えはC.ダーウィンの自然淘汰説の主要な柱でもあったため,多くの研究者によって古くよりいろいろな形で主張されてきた。…
【競争】より
…同種または異種の個体または個体群どうしが共通でしかも不足しがちな生活必須資源や要件,たとえば食物,生活空間,水,光などの獲得をめぐって互いに争うこと。普通,同種の生物の間での争いを種内競争,違う種の間での争いを種間競争と呼ぶ。種内競争はどんな個体が争いに勝つかという個体レベルでの現象であるのに対し,種間競争はどちらの種が争いに勝って相手種を圧倒するかという点が問題となるので,個体群レベルでの現象になる。…
※「種間競争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」