稲管(読み)いねくだ

世界大百科事典(旧版)内の稲管の言及

【脱穀】より

…その後,根刈りとなり脱穀法も変わってきたが,その詳細は不明である。江戸時代には竹製の扱箸(こきはし),稲管が道具として用いられていた。扱箸は,30~45cmの2本の竹棒の一端を結び合わせて地面に立て,2本の間に穂首を挟んで引いて脱穀するもので,稲管は6cmくらいの細い竹管2本を同様に結び,手に持って穂を扱き落とすものである。…

※「稲管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android