立体特異性重合(読み)りったいとくいせいじゅうごう

世界大百科事典(旧版)内の立体特異性重合の言及

【チーグラー触媒】より

… この発見はイタリアのG.ナッタによって発展させられ,それまで非常に重合しにくいとされていたプロピレンが,類似の触媒であるトリエチルアルミニウム‐三塩化チタン系(チーグラー=ナッタ触媒Ziegler‐Natta catalyst)によって容易に重合することがわかった。とくに,この重合反応で得られるポリプロピレンは立体的にきわめて規則正しい分子構造をもつことがわかり,そのようなポリマー(重合体)――立体規則性ポリマーという――を与える反応,すなわち立体特異性重合という,それまでになかった新分野がひらかれた。これらの業績によってチーグラーとナッタは1963年にノーベル化学賞を受けた。…

※「立体特異性重合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android