世界大百科事典(旧版)内の立山権現の言及
【立山】より
…このため有頼は受戒し,慈興と改名したという。立山信仰の中核は,立山を立山権現の本地仏阿弥陀如来の極楽浄土とみる信仰と,地獄谷を中心とする立山地獄の信仰であった。とりわけ立山地獄は《法華験記》《今昔物語集》に紹介されているように,古くから世に知られており,《法華験記》には〈かの山に地獄の原ありて,遥に広き山谷の中に,百千の出湯あり,(中略)昔より伝へ言はく,日本国の人,罪を造れば,多く堕ちて立山の地獄にあり〉と記載されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」