世界大百科事典(旧版)内の立野火口瀬の言及
【阿蘇山】より
…阿蘇谷にはカルデラ北半部の水を集めて黒川,南郷谷にはカルデラ南半部の水を集めて白川が貫流している。両河川はカルデラ西端部の立野付近で合流し,カルデラ外へ通じる唯一の河谷〈立野火口瀬〉を経て西流して有明海に注ぐ。カルデラ内には数ヵ所に温泉がある。…
【白川】より
…熊本県の中北部を阿蘇山から東に流れる川。源を根子(ねこ)岳(1408m)と阿蘇の南外輪山のすそ合い付近に発し,南郷谷を西流して,途中湧水を集めて水量を増し,栃木(とちのき)付近で鮎返滝を掛けたのち峡谷に入り,戸下(とした)で阿蘇谷からの黒川と合流,外輪壁を破る立野(たての)火口瀬で深いV字谷を刻む。この付近の左岸には照葉樹林を主とした北向谷(きたむきだに)原始林(天)がある。…
※「立野火口瀬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」