競争優位(読み)きょうそうゆうい(その他表記)competitive advantage

知恵蔵 「競争優位」の解説

競争優位

熾烈な競争が繰り広げられている業界において、業界平均以上の利益率を上げ、市場占有率を獲得できる限り、その企業は競争力(competitive edge)があると見なされる。この競争力は、競争戦略論では競争優位にあたる。優位は、大きく分けて、競争相手に対するコスト優位か、それとも差別化優位かである。競争優位は、顧客が、差別化によるその企業の製品に、より大きな価値を見いだすことである。企業はこの競争優位を一時的なものではなく、持続的なものにしようとする。そのためには、競争相手に対する模倣障壁を高めなければならない。競争優位の持続性は事業のライフサイクルに制約されるが、近年のライフサイクル期間の急速な短縮化傾向により、持続期間も短縮化の傾向にある。

(高橋宏幸 中央大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブランド用語集 「競争優位」の解説

競争優位

競争優位とは競合製品より優れた価値を提供したり、低コストで提供できるなどの競争上の優位性のことをいう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

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