竹田権兵衛家(読み)たけだごんべえけ

世界大百科事典(旧版)内の竹田権兵衛家の言及

【金春流】より

… 金春座には,禅竹以前から存在していた大蔵大夫をはじめ,宮王(みやおう)大夫,春日(しゆんにち)大夫などの傍流があったが,金春安照の三男氏紀が名跡を継いだ大蔵大夫(大蔵庄左衛門家)以外は,江戸時代以前に絶えた。分家に,安照の二男安喜から出て尾張徳川家に仕えた金春八左衛門家,安照の孫の安信から出て加賀前田家に仕え,禁裏の能も務めた竹田権兵衛家,伊達家に仕えた前記大蔵家があって流儀を支えたが,明治維新でみな断絶した。明治維新時の大夫74世広成(1830‐96)はその手腕を発揮して混乱期に対処し,1881年上京,同じく熊本から上京した桜間伴馬(ばんま)とともに金春流の健在を示した。…

※「竹田権兵衛家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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