世界大百科事典(旧版)内の《竺沢叢書》の言及
【叢書】より
… ところで叢書の起源は,南宋の兪鼎孫,兪経が1202年(嘉泰2)に《石林燕語弁》等7種を合わせて《儒学警悟》40巻を刊行したのにおくのが通例である。もっとも〈叢書〉という言葉が書名に使われたのはもう少し古く,唐の陸亀蒙の《竺沢叢書》に始まるが,この書物は彼の詩文集で,厳密な意味での全集ではないから,普通はこれを叢書とは認めていない。叢書が先の定義の枠内にある書物と意識されて書名に使われ,一個の新しい概念を与えられるようになるのは明の程栄の《漢魏叢書》以降である。…
※「《竺沢叢書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」