世界大百科事典(旧版)内の第一結集の言及
【結集】より
…古代インドにおいては聖典の伝承はもっぱら記憶暗唱にたよっていたが,仏教やジャイナ教では教祖の滅後,弟子たちがその記憶を確認しあうために集い,経法(ダルマ)を集成して後世に伝えた。仏教では釈尊滅後ただちにマガダ国の首都ラージャグリハ(王舎城)で500人の弟子たちが集まって第一結集が開かれた。そのときに釈尊の侍者アーナンダĀnanda(阿難)が中心となって教法が結集され,ウパーリUpāli(優婆離)が中心となって戒律(ビナヤ)が結集されたと伝えられる。…
※「第一結集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」