第三永久死体(読み)だいさんえいきゅうしたい

世界大百科事典(旧版)内の第三永久死体の言及

【死体現象】より


[異常死体現象]
 異常死体現象は,死体が特殊な環境に置かれた場合,通常の腐敗現象が現れなかったり,途中で停止し,長期間にわたり死亡時の状態を保つもので,永久死体といわれる現象である。これには,乾燥によって生じるミイラ,湿潤した空気の遮断された環境で生じる腐ったチーズ様あるいはセッコウ様となる死蠟(しろう),およびミイラとも死蠟とも違う第三永久死体といわれるものがある。ミイラ化は腐敗の途中で生じる場合がほとんどで,小児では2週間,大人では3ヵ月以上を要する。…

※「第三永久死体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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