最新 地学事典 「第四紀学」の解説
だいよんきがく
第四紀学
Quaternary research
第四紀に関する総合的自然史学。関係する分野は地質学・地理学・考古学・動植物学・土壌学・地球物理学・地球化学・建設工学など。第四紀は現在を含むいちばん新しい地質年代であり,現在に続く地形・地質の変化や動植物の変遷が新鮮な状態で保存されているので,それらを総合的に解析することによって,長期の将来予測に役立つ法則性を導き出すことができる。また,第四紀の諸現象を歴史的に科学することは,現在の地表付近の状態を理解するうえできわめて有効である。このことは,応用・生産面,例えば建設工学や自然災害予防,農学,地下水などの資源開発とその管理,地質環境・地球環境問題の解決などに寄与するところが大きい。
執筆者:熊井 久雄・羽鳥 謙三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

