第四紀学(読み)だいよんきがく

最新 地学事典 「第四紀学」の解説

だいよんきがく
第四紀学

Quaternary research

第四紀に関する総合的自然史学。関係する分野は地質学・地理学・考古学動植物学・土壌学・地球物理学・地球化学・建設工学など。第四紀は現在を含むいちばん新しい地質年代であり,現在に続く地形・地質の変化や動植物の変遷が新鮮な状態で保存されているので,それらを総合的に解析することによって,長期の将来予測に役立つ法則性を導き出すことができる。また,第四紀の諸現象を歴史的に科学することは,現在の地表付近の状態を理解するうえできわめて有効である。このことは,応用・生産面,例えば建設工学や自然災害予防,農学,地下水などの資源開発とその管理,地質環境・地球環境問題の解決などに寄与するところが大きい。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の第四紀学の言及

【第四紀】より

… 第四紀を区分する更新世・完新世境界には,現代人Homo sapiensの出現と,その背景となる氷期から温暖な後氷期への気候変化がみられる。更新世の下限の決定と同じように,その境界についても,第8回国際第四紀学連合の会議(1969)によって北ヨーロッパに約1万年前の気候暖化の境界を限定する地域と地層がもとめられている。
[第四紀学]
 第四系は,地球上に最も広く分布し,人間生活にますます密接なかかわりあいをもってきている。…

※「第四紀学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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