第2次国共合作(読み)だいにじこっきょうがっさく

世界大百科事典(旧版)内の第2次国共合作の言及

【抗日民族統一戦線】より

…抗日戦争遂行のため,中国共産党が執行した政治路線および戦術をいう。労働者,農民を主体とし,すべての抗日勢力を結集しようとするものであったが,中国国民党との和解・連合を具体的形態としたため第2次国共合作とも呼ばれる。〈満州事変〉(九・一八事変)以来,中共は倒蔣抗日の民族武装自衛運動を提唱したが,民族ブルジョアなど中間勢力を敵視する“下からの”統一戦線論のセクト性のため,運動を発展させられなかった。…

【国共合作】より

…中国国民党と中国共産党との〈合作〉(提携)をいう。前後2回実現して中国現代史の展開に決定的な意義をもった。
[第1次(1924年1月~27年7月)]
 コミンテルンは,1920年,帝国主義との闘争において民族・植民地解放運動と同盟する戦略を決定し,中国における唯一のブルジョア革命政党,中国国民党に働きかけた。国民党の指導者孫文はソ連の援助を受け入れたが,中国共産党との合作においては党と党との提携ではなく,中国共産党員が個人として国民党に加入する党内合作の形式を要求した。…

※「第2次国共合作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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