世界大百科事典(旧版)内の算術級数の素数定理の言及
【解析的整数論】より
…また整数論のある種の問題においては,解析学が重要な方法となることがある。P.G.L.ディリクレは次の算術級数の素数定理と呼ばれる定理を証明した。aとmが互いに素な自然数であるとし,初項がa,公差がmである等差数列a,a+m,a+2m,……を考える。…
【素数】より
…1よりも大きい自然数で,1と自分自身以外に約数をもたないもの。例えば,2,3,5,7,11などである。2以外の素数は奇数なので奇素数という。1以外の自然数で素数でないものおよびそれにマイナスの符号をつけたもの(±4,±6など)を合成数という。与えられた自然数nが素数かどうかを判定するには以下の素数で割れるかどうか調べてみればよい。
以下の数が素数かどうかわからなければそれでも割ってみる。しかし大きな自然数が素数かどうかを判定するのは一般に容易でない。…
※「算術級数の素数定理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」