管腔内消化(読み)かんこうないしょうか

世界大百科事典(旧版)内の管腔内消化の言及

【消化】より

…三大栄養素のうち,炭水化物およびタンパク質の消化と,脂質の消化にはやや異なった様相がみられる。前者の消化は管内の中間消化(管腔内消化)と小腸細胞による終末消化の二つの段階に大別できる。管腔内消化は,食物が分泌された消化液と混和し,消化液中に含まれている消化酵素の作用で行われる消化で,管内消化ともよばれるが,この過程は高分子物質から一挙に直接吸収しうる低分子物質を産生するのではなく,高分子内部の結合を切断して逐次分子を細かくし,吸収しうる低分子の一歩手前の段階までの消化をうけもつものである。…

※「管腔内消化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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