世界大百科事典(旧版)内の築堤式養殖の言及
【養殖】より
…池中養殖には新しい水をつねに給水する流水式,時間を限って給水する半流水式,水位を保つため以外には給水しない止水式,排水を処理して再利用する循環(ろ過)式などの別がある。海水養殖には陸上の人工池に海水をくみ上げて行う池中養殖,海面を堤で区画する築堤式養殖,網で区画する網仕切り式養殖,網いけすを設置する網いけす養殖(小割養殖),いかだや,はえなわから養殖かごなどを海中につるす垂下式養殖,杭からつるす簡易垂下式養殖,竹やそだ(細い木の枝)を浅海底に建てたり,網やすだれを海面に水平に張るひび養殖,網ひびやすだれひびを干出させないでつねに水面を浮動させる浮流し養殖(ベタ流し養殖),稚貝を浅海底に散布する地まき式養殖などがある(表)。
[方法]
養殖技術は種苗生産技術と育成技術とに大別され,養殖業においても種苗生産と育成は別々に営まれることが多い。…
※「築堤式養殖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」